eSIMに対応したSIMロックのないiPhoneなら、HelloRoamのeSIMを追加して185以上の国と地域でデータ通信をご利用いただけます。地域プランなら1つのeSIMで国境をまたいで使え、設定で迷ったときは24時間365日のサポートにご相談いただけます。
eSIMが使えるiPhoneは2018年のXS・XR以降です
eSIMの利用に必要な端末は「iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR以降」だと、Appleのサポートページに明記されています。2020年のiPhone SE(第2世代)と2022年のSE(第3世代)も対象です。2017年発売のiPhone Xと8シリーズまでは物理SIMだけで、eSIMは使えません。
eSIMはiPhoneに組み込まれたデジタルのSIMで、SIMカードを挿さなくても通信事業者のプランを使えます。手元のiPhoneのモデルは、設定アプリで「一般」、「情報」の順に開くと確認できます。iPadやAndroidも含めた機種は、eSIM対応機種の一覧で調べられます。
世代ごとのSIMの仕組みは、日本版と米国版で次のように分かれます。
| モデル(発売年) | 日本で販売されたモデル | 米国で販売されたモデル | 同時に使える回線 |
|---|---|---|---|
| iPhone X、8シリーズ以前(2017年まで) | 物理SIMのみ | 物理SIMのみ | 1回線(eSIM非対応) |
| XS、XS Max、XR(2018年)、11シリーズ(2019年)、12シリーズとSE 第2世代(2020年) | nano-SIM+eSIM | nano-SIM+eSIM | 2回線(nano-SIM 1枚とeSIM 1つ) |
| 13シリーズ(2021年)、SE 第3世代(2022年) | nano-SIM+eSIM | nano-SIM+eSIM | 2回線(eSIM 2つも可) |
| 14シリーズ(2022年)、15シリーズ(2023年)、16シリーズ(2024年)、16e(2025年) | nano-SIM+eSIM | eSIMのみ | 2回線(eSIM 2つも可) |
| 17、17 Pro、17 Pro Max、Air(2025年)、17e、18 Pro、18 Pro Max、Duo(2026年) | eSIMのみ | eSIMのみ | 2回線(eSIM 2つ) |
eSIM対応のiPhoneで同時に有効にできるのは、2回線までです。AppleのデュアルSIMの解説では、2回線をオンにしていてもモバイルデータ通信に使えるのは一度に1回線だけとされています。保存できるeSIMは8つ以上で、使う回線は設定で切り替えます。同じ国へ定期的に行く人に向いた機能です。

日本版は17シリーズから、米国版は14シリーズからeSIMのみです
SIMトレイをなくす流れは、米国が先でした。2022年9月、Appleは米国モデルのiPhone 14と14 PlusからSIMトレイをなくすとiPhone 14の発表で明らかにしています。同じ年の14 Proシリーズも米国版はeSIMのみで、それ以降の米国モデルに物理SIMを挿す場所はありません。
日本は3年後に続きました。2025年9月9日のAppleの発表によると、eSIMのみのiPhone 17モデルは日本、米国、カナダ、メキシコ、サウジアラビアなど12の国と地域で販売されています。日本版の17、17 Pro、17 Pro Max、Airには、nano-SIMのトレイがありません。
同じ名前の機種でも、買った国でSIMの仕組みが違う点に注意が必要です。たとえば米国で買ったiPhone 15にはSIMトレイがなく、日本のnano-SIMは挿せません。反対に、日本版のiPhone XSから16シリーズ、16eまではnano-SIMとeSIMを併用できるので、日本の回線は物理SIMのまま、旅行用だけeSIMにする使い方ができます。
今の物理SIMをeSIMに切り替えることもできます。通信事業者が対応していれば、同じiPhoneのまま物理SIMをeSIMに変更でき、新しいiPhoneへはeSIMクイック転送で番号を移せます。クイック転送には、両方のiPhoneにiOS 18.4以降が必要です。国内ではau、NTTドコモ、ソフトバンク、楽天モバイル、UQ mobile、Y!mobile、povo、LINEMOなどがクイック転送に対応しています。
iPhoneでeSIMを開通する主な方法は4つあります。以前のiPhoneから移すeSIMクイック転送、通信事業者が端末にeSIMを割り当てるeSIMキャリアアクティベーション、通信事業者から届くQRコードの読み取り、通信事業者のアプリやリンクを使う方法です。どの方法が使えるかは契約先によって違うため、手続きの前に契約先の案内を確認してください。
中国本土や香港で買ったiPhoneは、eSIMの対応が違います
2026年10月時点のAppleの案内では、中国本土向けのiPhoneでeSIMに対応するのは、iPhone 18 Pro、18 Pro Max、17e、Airだけです。中国本土版のiPhone 17、17 Pro、17 Pro Max、16eなどは、2枚のnano-SIMを使うデュアルSIM仕様です。
香港とマカオでも、iPhone 11から16シリーズの多くのモデルが2枚のnano-SIMで販売されています。海外で買った端末や中古品を旅行に使うときは、旅行用eSIMを選ぶ前に購入した国や地域を確認してください。
日本で買ったiPhoneで中国本土へ行く場合にも、注意点があります。中国本土以外で購入した端末では、中国本土の通信事業者のeSIMは使えません。Appleは代わりの手段として、グローバル対応のサービスプロバイダが出しているデータ通信専用のeSIMを挙げています。こうした中国で使えるeSIMプランは、出発前に自宅のWi-Fiで入れておきましょう。
旅行用eSIMを入れるには、SIMロックがないことが条件です
特定の通信事業者にロックされたiPhoneは、海外で別の事業者の回線を使えません。設定アプリで「一般」、「情報」の順に開き、「SIMロック」の横に「SIMロックなし」と表示されていれば、ほかの事業者のeSIMを追加できます。日本の回線と旅行用eSIMは事業者が違うため、デュアルSIMで使う場合もこの条件は同じです。
国内の大手では、ドコモが2021年8月27日以降に発売した機種にSIMロックを設定しておらず、解除の手続きも不要としています。auも2026年8月19日から、手続きなしで他社のSIMカードやeSIMを使えるよう、端末の設定変更を順に進めています。ドコモで2021年8月26日までに発売された機種や、auで設定変更が済んでいない端末には、ロックが残っている場合があります。まず表示を確かめ、ロックがあれば、その端末を販売した通信事業者で解除してから出発してください。
海外では日本の回線を残し、旅行用eSIMでデータ通信をします
日本の番号用と旅行先用に1つずつeSIMを使う方法は、Appleの海外旅行向けガイドでも紹介されています。両方の回線をオンにしておけば、日本の番号もそのまま機能します。ただし海外での着信に料金がかかる通信事業者もあるため、契約先の海外料金は出発前に見ておきましょう。
契約中のプランに海外データが含まれるなら、旅行用eSIMがいらない旅もあります。たとえば楽天モバイルでは、100以上の国と地域で使える2GBまでの海外データ通信がプラン料金に含まれています(2026年10月時点)。2GBを使い切ると最大128kbpsに制限されるため、地図とメッセージが中心の短い旅に向いています。動画やビデオ通話を多く使う旅なら、必要なデータ量の目安を出してから旅行用eSIMを選ぶと無駄がありません。
旅行用eSIMを行き先ごとのプランから選んだあとの流れは、次のとおりです。
| タイミング | やること | ポイント |
|---|---|---|
| 出発前(自宅のWi-Fi) | 旅行用eSIMを入れる | QRコードを別の画面に表示して、iPhoneのカメラで読み取ります。iOS 17.4以降なら、メールで届いたQRコードを長押しして「eSIMを追加」を選ぶ方法もあります。 |
| 出発前 | 回線に名前を付ける | 「旅行」などのラベルにしておくと、どちらが日本の回線か迷いません。 |
| 到着後 | 旅行用eSIMをオンにする | iOS 26で通知が出た場合は、「旅行用eSIMのみ」か「旅行用eSIMと現在のeSIM」を選びます。 |
| 到着後 | データ通信の回線を選ぶ | 「モバイル通信」、「モバイルデータ通信」の順に開き、旅行用の回線を選びます。HelloRoamの場合は、その回線の「データローミング」もオンにします。 |
| 到着後 | 日本の回線のデータを止める | 日本の回線のデータローミングはオフのままにし、「モバイルデータ通信の切り替えを許可」もオフにすると、意図しないローミング料金を防げます。 |
| 帰国後 | 日本の回線に戻す | iOS 26では旅行用eSIMが自動でオフになります(国や地域により異なります)。通知がない場合は、日本の回線の「この回線をオンにする」を確かめます。 |
旅行用eSIMだけを使う設定にしても、FaceTimeとiMessageは日本の番号のまま使えます。HelloRoamのeSIMはデータ通信専用で電話番号は付かないため、通話はLINEやFaceTimeなどのアプリで行います。画面ごとの操作は、iPhoneのeSIM設定ガイドで確認できます。

物理SIMとeSIMの向き不向きは、機種と乗り換え方で決まります
日本版のiPhone 17シリーズ以降はeSIMのみなので、選ぶ余地はありません。選べるのは日本版のiPhone XSから16シリーズ、16eまでで、違いは次の4点です。
| 比べる点 | 物理SIM | eSIM |
|---|---|---|
| 紛失・盗難のとき | カードを抜き取られるおそれがある | 端末から取り出せない |
| 旅行用の回線を足すとき | カードを入手して差し替える | オンラインで追加でき、8つ以上を保存できる |
| iPhoneを買い替えるとき | カードを新しい端末に挿し替える | eSIMクイック転送(両方ともiOS 18.4以降)か、通信事業者での手続き |
| AndroidとiPhoneを行き来するとき | カードを挿し替えるだけ | iOS 26以降、一部の通信事業者と端末に限り転送できる |
iPhone X以前の機種と、eSIMに対応しない中国本土向けなどのモデルでは、eSIMは使えません。日本の回線に物理SIMが向いているのは、AndroidとiPhoneをよく持ち替える人です。eSIM対応機種でSIMロックがなければ、少なくとも旅行用の回線をeSIMにしておくと、現地でSIMカードを探す必要がありません。料金や手続きの違いは、SIMカードとeSIMの比較にまとめています。

出典
- iPhoneでeSIMを設定する(Apple サポート)support.apple.com
- Apple、iPhone 14とiPhone 14 Plusを発表(Apple Newsroom)apple.com
- Apple、iPhone 17を発表(Apple Newsroom)apple.com
- 海外旅行中にiPhoneでeSIMを使う(Apple サポート)support.apple.com
- eSIMでデュアルSIMを活用する(Apple サポート)support.apple.com
- 2枚のnano-SIMカードでデュアルSIMを使う(Apple サポート)support.apple.com
- iPhoneのモデルを識別する(Apple サポート)support.apple.com
- iPhone用eSIMサービスを提供している通信事業者とグローバルサービスプロバイダを探す(Apple サポート)support.apple.com
- iPhone Duo 仕様(Apple 日本)apple.com
- SIMロック解除(NTTドコモ)docomo.ne.jp
- SIMロック解除のお手続き(au)au.com
- 海外ローミング(楽天モバイル)network.mobile.rakuten.co.jp
- 海外で使う(電話・SMS)(ahamo)ahamo.com



